【リレーコラム】#2

私にとって安積疏水は、とても身近な存在でした。
田んぼの傍にある実家の四方には細い水路が走り、
稲作シーズンになると、第一分水路から取水された水が勢いよく流れていました。
子供の頃の水路はまだ素掘りで、ドジョウやザリガニはもちろん、
どこからやってきたのか、小魚も泳いでいました。
街灯もなく、初夏になるとホタル狩りを楽しむこともできました。
水が清らかだっていう証拠ですよね。

現在、水路はU字溝となり、街灯も点きました。
でも、夜でも明るくなった実家の周りにホタルは現れなくなりました。


水路を流れる水は、今も清らかなままです。
(髙嶋英克)

2006年撮影

2007年撮影

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